staff blog

メニュー

hibi sugiteyuku jikan no nakade naniwo-kanji naniwo-omoi naniwo-wasurerunoka soshite kyou mo sora-wo miagete-ha tsukiakari

BLOG

2023/01/19

断熱材は何がいいか・・・

仙台の工務店 東建設 のブログです。

断熱材って何がいいんでしょうか??

私もずーーっとその都度検討をしていますが、いまだにこれだ!っていうのものはありません。

そのくらい難しいです。

どの断熱材にもメリットデメリットがあって、それぞれの工務店にあったものをそれぞれの工務店が選んでいるので一概に良い悪いということではないと思います。

弊社ではその都度検討しながら使い分けているのが現状です。

床は、セルロースファイバーやフクビのフクフォームエコ、リフォームの時はネオマフォームを選択することもあります。

壁で多いのは、最近は外張りでネオマフォームを採用しています。

まず何故外張りなのかと言うと、大工の造作がしやすいからです。

カウンターをつける、棚をつける、など、壁の中に入れ込んだり、下地を設置したりするのが容易だからです。

充填断熱では気密シートを張るので、壁の中に入れ込むということがまず不可能なのです。

既製品を後から取り付けるのであれば可能でしょうが、無垢の木の家、昔の職人であれば奇麗に納めるために見えないところで細工をするのが常識。

もし充填断熱をするのであれば、それを考慮した納めを検討・採用することになるんですが、入れ込んだほうが奇麗なので今のところは外断熱を採用しています。

もし充填断熱をする場合はネオマとのダブル断熱の採用になるのかなと思います。

そして、ネオマフォームの採用、これは熱に強いからです。

ヨーロッパでは環境にいいことからEPSの採用が多いそうですし、日本ではスタイロが多いのかなと思います。

しかし、EPSもスタイロも熱に弱く溶けてしまうんです。(バーナーで実験済み)

ヨーロッパに比べて敷地の狭い日本では火災による延焼も考慮するべきで、その結果ネオマフォームを採用しています。

次に天井の断熱材ですが、セルロースファイバー、グラスウール(吹き込み、パック埋設)が多いです。

天井裏であれば火災の影響もないので、グラスウールでもいいかもしれませんね。

最近は熱容量が大きいほどいいということも聞きますが、必ずしもそうではありません。

それこそ、自分が学生の頃マンションのコンクリートの躯体が熱を持つので(熱容量が大きい)、マンションは外断熱がいいとよく言われてました。

要は熱容量が大きく、外の影響を大きく受けるので、夏は暑い、冬は寒いので熱容量をコントロールするために外断熱を合わせほうがいいと言うことです。

木造住宅で言えば充填断熱でセルロースファイバーを、外張りでネオマフォームを採用すると、部屋の暖かい空気、冷たい空気をセルロースファイバーがため込んでくれた上に外の影響をあまり受けずに輻射熱で室内に放射してくれるので部屋の温度の変化が緩やかになり快適になります。

外断熱がない場合は、熱容量が多いので外の影響を受けるまでに時間稼ぎはできますが、一旦熱をため込んだ場合はそれを放射し続けるので注意が必要です。

コンクリートよりは熱容量が少ないのでそこまで影響がないかもしれませんが・・・。

と、まあ断熱だけでもいろいろと検証、検討、考慮、再考を日々しております。

これからも暖かい木の家を提案できるよう心がけていきたいと思います。

仙台で木の家なら 東建設 までご相談ください。

家づくり相談予約はこちら

新築の注文住宅・リフォーム・増改築など、
家づくりのことなら、どうぞお気軽にご相談・お問い合わせください。

ページの先頭へ戻る