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2021/06/18

東建設の注文住宅の特徴は何といっても軸組です

軸組を大事にしっかり建てる、これが基本です。

軸組さえしっかりしていれば50年、100年、200年と持ちます。

もちろん手入れは必要ですが。

これがしっかりしていないと30年くらいでダメになったり。

仕上げにも悪影響を及ぼします。

今の日本は30年で木造の価値が非常に低くなりますが、これからは中古市場も活発になりしっかり建てた住宅に対して価値が残る時代に移行していくと思います。

その時の為にも軸組のしっかりした建物を建てることをおススメします。

最近では耐震等級3ということが言われたりもしますが、実際に等級をとろうとするとどうも木組みには対応していないようです。

まず第一に梁の上端が平らでそろっていることが前提で、梁が上下で重なっているような掛け方では構造ソフトに入力すらできないという状況もあるようでして、木組みの家に関しては等級そのものをとるということは非現実的かなあと思ってみたりもします。

木組みと言うよりは一般的な軸組の家を想定していることは明らかですね。

そして認定のメリットもあまりないということもあり、弊社では木組みの家に関しては耐震等級3相当のチェックはしていますが、認定は今後ともとる予定はございません。(というか取れないというのが現状です。)

木組みではない住宅(プレカットなど)の場合はご相談ください。

さて、耐震等級3の話をしましたが、耐震等級3をとったから軸組が大丈夫と思っていませんか??

本当でしょうか。

今の住宅の軸組で多く見られるのが柱間の狭いところは梁の成を小さくして、スパン(距離)のあることろは梁成を大きくというパターンです。

この場合スパンのあるところの梁は柱で受けているから大丈夫という考え方が主流ですが、大工の考えでは梁がかかる相手の梁はその梁と極端に相違がない梁成で受けるというのが基本です。

材料によっては柱で受ける場合もありますが、成が極端に違うということはありません。

ましてや、3倍近くも成が違うなんて言うことはないんです。

梁成がある程度同じということは、地震の時の軸組のハラミ防止にも非常に有効です。

そして弊社の注文住宅では柱のほぞを梁成で作りますので地震の時の復元力も働き非常に強い構造になっています。

一般的な柱のほぞは約2寸(60mm程度)ですが、弊社は梁成に応じて4寸~1尺2寸(120mm~360mm)程度あります。

これは柱のほぞがおよそ1尺になります。(サンプル)

全ての柱のほぞ長さが長いということは、先程の梁と同じように、計算ではでてこない目には見えない耐力が大いに存在するということです。

構造計算はどうしても万能が求められるがゆえにこのようなことは反映されないのです。

数値でクリアだから大丈夫ではなく、軸組をしっかり考えたのちに壁量、水平の耐力を確保することが非常に大事だと思っています。

軸組工法とはそういうものです。

昔の大工さんは木を知り尽くしていましたので長い間に培った技術や知見を非常に多く持っているにもかかわらず、現代の住まいには生かされずなくなろうとしています。

弊社ではその技術、知見を大事にしながら、今の研究成果も加味しながらより良い家づくりを今後も実践していきたいと思います。

宮城、仙台で注文住宅なら東建設株式会社までご相談ください。

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