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2020/05/25
軒はないよりはあったほうが良い
去年の建築の雑誌に軒ゼロの危険性が掲載されていました。
建築を生業にしているひとならだれしも気づくこの軒ゼロの問題・・・。
軒ゼロが流行りだした頃の物件の雨漏りの件数が多いことは結構有名な話なんです。
軒ゼロにおける壁の通気、および天井裏の通気の納まり、通気経路などかなりシビアに検討をしなければいけない事柄なんですが・・・
今でこそ、いろいろな部材が出回っていたり、危険性が指摘され検討をしている工務店もあるようですが、まだまだ浸透していないのも実情のようです。
雑誌に載っていた住宅も築7年ということでそれほど古いわけでもないし。
設計士さんも関わっていたけど問題の解決には至らなかったようです。
雑誌にはバルコニーの水切りの取り合いの悪さも指摘されていました。
どれだけ図面が立派でも、現場で施工する人の知識や気配り、管理者のチェックが行き届いていないとこういった不具合が起こります。
軒ゼロを採用するときは管理者によくチェックしてもらうようにしましょう。