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2020/10/03

一本一本見極めながら墨付けをします

弊社の作業場で、注文住宅(仙台市内)の墨付けをしております。

このくらい大きな作業場で墨付けができるのも弊社ならではです。

12mの梁も雨に濡らすことなく墨付けができます。

ちなみに墨付けとは、簡単に言うと木材に墨を使って印をつけていくことです。

この印に沿って木材を刻んで、それが合わさって家が出来上がります。

なので、すごい大事な工程です。

赤い線が墨付けの線です。

一般的に見るのは黒い墨で書かれているものですが、今回は赤い色をしています。

黒と朱墨の使い分けは化粧材かどうかで分けることが多いです。

黒墨は見えないところ、朱墨は見えるところ(化粧材)のところといった感じです。

ちなみに今回の赤い線は朱墨ではありません。

弁柄を水で薄めたものです。

これ、普通の大工さんはあまり使わないと思います。

もしかすると大工さんでも知らない人って結構いるかもしれません。

これは、数寄屋や茶室などを扱う大工さんがよく使う方法です。

何故弁柄を使うかというと、濡れタオルで拭くと消えるんです。

でも朱墨はそうはいきません。

朱墨を使った場合は仕上げが必要になります。

数寄屋や茶室の場合は丸太などが多いため最後に仕上げるということができません。

そのため墨付け、刻みが終わった後、余計な墨を拭いて消すことができる

弁柄を使用します。

ちなみに、弁柄で墨付けをするときはちょっとコツが必要です。笑

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